Le pan bagnat パンバーニャ と呼ばれているサンドイッチは、ニースでしか食べることができない名物料理。バンバーニャという名前には「濡れたパン」という意味があり、La salade niçoise サラダ・ニソワーズ(ニース風サラダ)にルーツがあります。
プロヴァンス~アルプ~コート・ダジュール地方で見られる伝統的なサラダ・ニソワーズは、ニンニクで香りづけした皿の上にトマト、アンチョビフィレ、ピーマン、タマネギなどをならべ、オリーブオイルと塩、コショウ、バジルで作ったドレッシングをかけ、固茹で卵とオリーブをあしらいます。
伝統的なバンバーニャは、大きなバンズの形に焼き上げたフランスパンにサラダ・ニソワーズを挟んだものです。パンにトマトの汁やオリーブオイルをかけるのでケチャップのようなソースは必要ありません。上からギュッと抑えることでパンに具の味が浸みて”パンバニャ(濡れたパン)”になるのです。
- パン
- 4個
- ディジョンマスタード
- 20g
- (タプナード用)黒オリーブ
- 16g
- (タプナード用)緑オリーブ
- 16g
- (タプナード用)アンチョビ
- 18g
- (タプナード用)ケッパー
- 5g
- (タプナード用)ニンニク
- 5g
- (タプナード用)オリーブオイル
- 40g
- サニーレタス
- 40g
- トマト(スライス)
- 2個分
- ゆで卵(スライス)
- 2個分
- ライトミート(ツナ缶)
- 140g
- アンチョビ
- 16g
- 黒オリーブ(スライス)
- 10g
- 緑オリーブ(スライス)
- 10g
- ケッパー
- 12g
- (ピストゥー用)ニンニク
- 7g
- (ピストゥー用)バジル
- 8g
- (ピストゥー用)オリーブオイル
- 30g
- (ピストゥー用)食塩
- 適量
- (ピストゥー用)コショウ
- 適量
- タプナード用の材料をすべてみじん切りにし、オリーブオイルで混ぜ合わせる。
- ピストゥー用のニンニクとバジルをみじん切りにしてオリーブオイルに混ぜ合わせ、塩コショウで味を調える。
- パンを半分に切り、下になる方の断面にディジョンマスタードとタプナードをぬる。
- 3にサニーレタスを乗せてからトマト、ゆで卵、ライトミート(ツナ)、アンチョビ、オリーブ、ケッパーを乗せていく。
- ピストゥーを上からかけ、上になる方のパンでフタをする。
2020年2月に酒井シェフとニースの リベラシオン市場(Marché de Libératuion)に行ったときに初めてパンバニャを食べました。大きなパンに具材がたっぷり入っているのでボリュームたっぷり。小さなお店のショーケースにパンバニャが沢山積まれていました。注文するとアルミ箔に包んでくれるので、これを会社に持っていって昼食にする人もいるそうです。普通のハンバーガーと同じくらいのパンで作るSサイズも少しだけ売られていましたよ。
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