なまり節を焼き豆腐や季節の野菜と一緒に炊いた煮物は、焼津港などの産地に近い地域に昔からあったようです。
海から遠く鮮魚が流通しにくかった内陸部では昔から「なま節」を料理に使ってきました。「なま節」というのはかつおを茹でてから燻して保存性を高めたもので、焼津でなまり節と呼んでいるものを指します。
なまり節と焼き豆腐と一緒に炊き合わせに使う野菜は、さやえんどうのほかタケノコ、ふき、大根、ネギなど様々です。
- なまり節(亀節)
- 1節(約300g)
- 焼き豆腐(1/8カット)
- 2丁
- さやえんどう(きぬさや)
- 8枚
- 食塩
- 少量
- Ⓐ かつおだし
- 400㏄
- Ⓐ 日本酒
- 30㏄
- Ⓐ 砂糖
- 大さじ2
- Ⓐ 味醂
- 30㏄
- Ⓐ 醤油
- 30㏄
- なまり節は縦半分に切ってから約1㎝程度の厚さに切っておく。
- さやえんどうは、スジをとってから塩水で茹でておく。
- 鍋にⒶの材料を入れて火にかけ一煮立ちさせる。
- ③の鍋になまり節を入れ、落しぶたをして味を浸み込ませる。
- 途中で焼き豆腐をいれて15分ほど煮る。
- 器に盛り付け、さやえんどうを添える。
本多 真
かつおを三枚おろしにしたなまり節を亀節と呼び、薪をくべた窯に蒸籠を乗せ、その煙で燻す手火山式という方法で乾燥させます。
こうすることで程よく水分が抜け、防腐効果が高まるという先人の知恵です。
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