昭和の時代、焼津では近海でかつおが獲れる時期になると漁師さんが獲ってきたかつおを近所に配る風習がありました。近所の家が不在の時には黙って玄関先に置いていくのですが、どんなに美味しくても毎日刺身が続くと飽きるので、なまり節にしたかつおを刺身風に食べる習慣が生まれました。自宅ではなまり節をつくるのは大変なので、馴染のなまり節屋さんに作ってもらう人もいたそうです。
- なまり節(背・腹)
- 1節
- タマネギ
- 120g
- ショウガ
- 適量
- 醤油
- 適量
- 薬味
- 好みで
- タマネギは薄くスライスしてから水にさらして辛味を抜き、水を切っておく。※ 新タマネギの時は水にさらさない。
- ショウガはすりおろしておく。
- なまり節をお刺身程度の厚さに切る。
- お皿になまり節とタマネギを盛り付け、ショウガ醤油を添える。
- 好みの薬味を添えても良い。
本多 真
なまり節を刺身のように食べる習慣は焼津以外でも見られます。黒潮に乗ってくる近海のかつおを獲っている地域では、同じように沢山獲れる時期に家庭でかつおを茹でて食べることがあるそうです。
駿河湾では夏トンボといって、昔はビンチョウマグロが沢山獲れていました。これでなまり節をつくっていたことがツナ缶開発のきっかけになったのかもしれません。
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