アイルランドといえばパブが有名です。アイリッシュ・ブレックファストで一日が始まり、ランチやディナーでフィッシュ&チップスやアイリッシュ・シチュー、ローストビーフ、シェパードパイ、グリルド・ラムなどの定番料理やシーフードメニューも豊富にあり、ギネスに代表されるスタウトやエールなどの上面発酵ビールやラガービール、シードルやアイリッシュ・ウイスキーなどとともに楽しめます。
しかし、19世紀中ごろまでアイルランドの主要産業はジャガイモ栽培でした。肥沃な土地は牧草地や穀物用にしてイギリスに供給し、アイルランドの農民にはやせた土地を与えられたためジャガイモを作るしかなかったからです。
アイリッシュ・ポテト・チャンプは別名 poor man's food とも呼ばれ目玉焼きを乗せて食べることも多い料理です。アイルランドには伝統的な料理の一つにコンビーフアンドキャベジ(corned beef and cabbage)がありますが、ここでいうコンビーフはソミュール液に漬けて塊の肉をスライスし煮込んだ野菜とともに食べるものです。アイリッシュ・ポテト・チャンプの場合はほぐした牛肉とジャガイモを一緒に炒めてボリュームを出すのでこのような別名がつけられたのかもしれません。
- コンビーフ
- 100g
- ジャガイモ
- 350g
- タマネギ(みじん切り)
- 50g
- パセリ(みじん切り)
- 適量
- シブレット
- 適量
- サラダ油
- 20g
- バター
- 20g
- 食塩
- 適量
- コショウ
- 適量
- ジャガイモの皮をむき1㎝位の角切りにし水洗いする。
- ジャガイモを鍋にいれてかぶるくらいの水を入れ、硬めに茹でたら水けを切っておく。
- コンビーフは袋から出してあらかじめほぐしておく。
- 熱したフライパンにサラダ油をしき、タマネギ を炒める。バターを足してからジャガイモを加え火が通ったらコンビーフを入れて炒める。
- 塩コショウで味を調え皿に盛る。
- パセリとシブレットを散らす。
- (分量外) 目玉焼きを乗せても良い。
アイルランドには主要産業としてジャガイモを作っていた歴史があり、1845年からジャガイモの立ち枯れ病による大飢饉が発生し多くの犠牲者が出たそうです。アメリカに移住した人は100万人を超え、今でもアメリカに住む人々は聖パトリックデーにコンビーフ・アンド・キャベジを食べる習慣があるのだそうです。
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