ペルーの首都リマは海と山の幸に恵まれていることから南米屈指の都市に発展してきました。先住民が培ってきた文化にヨーロッパやアフリカ、中国など多様な文化が混ざり合って食文化も発展してきたといわれています。
ペルーでは、アフリカ出身者が作っていた牛のモツを使った料理の影響を受けています。これは、スペイン人がヨーロッパから連れてきた牛肉を食べ、モツはアフリカ出身者が食べていたからです。今でもトリッパ(Mondongo)はモツの中でも人気のある部位で、リマではカウカウやモンドンギート(トマト煮)といった料理にして食べられています。
カウカウは、日本でいう肉じゃがのような料理。ジャガイモやニンジン、タマネギ、グリンピースなどと角切りにしたトリッパを煮込みます。味や風味付けにアヒ・アマリージョという黄色い唐辛子ペーストやクミンパウダー、ミントとセロリの葉を使うのが特徴で、程よい辛味と爽やかな風味が優しい味わいです。
- シチュー用牛トリッパ
- 400g
- ジャガイモ(メークイン)
- 2個(240g)
- ニンジン
- 1/2本(80g)
- タマネギ
- 2/3個(140g)
- ニンニク
- 1片(6g)
- グリンピース
- 14g
- アヒ・アマリージョ
- 16g
- ミント(葉)
- 少量
- セロリ(葉)
- 少量
- 食塩
- 適量
- コショウ
- 適量
- クミンパウダー
- 0.2g
- サラダオイル
- 4g
- 深めの鍋にシチュー用牛トリッパ、ミント、セロリと水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で10分煮込む。ゆで汁は捨てずにとっておく。。
- シチュー用牛トリッパを取り出して、2㎝の角切りにする。
- ジャガイモ、ニンジン、タマネギを2㎝角に切り、ニンニクをみじん切りにする。
- フライパンにサラダオイルを熱し、ニンニク、タマネギを炒める。
- アヒ・アマリージョを加えて更に炒め、コショウ、クミンパウダーを加えて香りが出るまで炒める。
- ①のゆで汁を400㏄入れたら、トリッパとニンジン、ジャガイモを加えて煮込む。
- 水分が少なくなるまで煮たらグリンピースを加え、塩コショウで味を調える。
カウカウは、下茹でしたトリッパと野菜を煮込むだけのシンプルな料理です。途中で、アヒ・アマリージョやクミンパウダーを加えて香りが立ってくると、味が濃くなりすぎてしまわないか心配になりますが大丈夫。煮汁が少なくなるまでトリッパや野菜を煮込むことで味が馴染み、辛味が薄まります。
アヒ・アマリージョにはペースト状のものとホールのものがあります。辛味が足りない場合は、ホールを刻んでトッピングしても良いかもしれません。
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