ギロ ピタは、ピタパンにギロスという具材を入れたギリシャ料理のこと。ギロス(ギロ、ジャイロともいう)は、金串に薄切り肉を刺して重ねた塊を回しながら炙り、焼けた部分をそぎ落として食べるお肉です。トルコのドネルケバブと同じように羊肉を料理していたのがルーツです。
これを食べやすいように野菜と共にピタパンに挟んだのがギロ ピタです。ギリシャではファーストフードとして人気があり、どの町にもギロ ピタのお店があるといっても過言ではありません。
メインのお肉は豚の肩ロース肉を使う店が多いのですが、その他に鶏肉や羊肉などをメインにしているお店もあります。一緒に入れる野菜の定番はフライドポテトやオニオンスライス、スライストマト。お肉や野菜はお店によって多少異なりますが、この料理に欠かせないのがザジキ(ジャジーキ)というソースです。
ザジキはヨーグルトに水分を絞ったキュウリやニンニク、ディルを加え、オリーブオイルとレモン、塩コショウで味を整えてつくるトルコ発祥のヨーグルトソースです。トルコではジャージュクと呼ぶので、ザジキ(ジャジーキ)との繋がりは間違いなさそうです。(間に位置するブルガリアではスネジャンカ(白雪姫のサラダ)という料理が有名です。)
サジキはそのままパンに塗ったり、スブラギ(串焼き)やメリジャネス・ティガニテス(ナスのフライ)に添えたり様々な料理に使われています。
- グリル用ポーク肩ロース(8mmスライス、1/2カット)
- 200g
- タマネギ(すりおろす)
- 1/2個分
- オリーブオイル
- 20㏄
- ニンニク(すりおろす)
- 1片分
- チリパウダー
- 小さじ1
- クミンパウダー
- 小さじ1
- 食塩
- 少量
- コショウ
- 少量
- トマト(輪切り)
- 1/2個分
- ジャガイモ(小)
- 80g
- 紫タマネギ(粗みじん切り)
- 1/4個分
- ピタパン(今回はトルティーヤで代用)
- 8枚
- イタリアンパセリ
- 適量
- Ⓐ ヨーグルト
- 100g
- Ⓐ キュウリ(すりおろす)
- 1/2本分
- Ⓐ 食塩(塩もみ用)
- 2g
- Ⓐ ディル(みじん切り)
- 適量
- Ⓐ レモン汁
- 15㏄
- Ⓐ ニンニク(すりおろし)
- 1/2片分
- Ⓐ オリーブオイル
- 適量
- Ⓐ 食塩(味付け用)
- 適量
- Ⓐ 白コショウ
- 適量
- ザジキをつくる。(Ⓐの材料)
- キュウリをすりおろしたら塩を振ってしっかり水けを切る。
- 水を切ったヨーグルトにキュウリ、ディル、ニンニクを加えてからレモン汁、塩コショウで味を整える。
- オリーブオイルを混ぜ入れる。
- ギロピタを作る。
- バットにグリル用ポーク肩ロースを並べ、タマネギ、ニンニク、チリパウダー、クミンパウダー、塩コショウ、オリーブオイルを塗る。
- フライパンを中火にかけて⑥を軽く炒め、取り出しておく。
- ポテトは揚げ焼きしておく。
- ピタパン(今回はトルティーヤ)にトマトと⑦を乗せたら紫タマネギとポテト、イタリアンパセリを乗せ、生地で包む。
- 皿に盛り付け、ザジキを添える。
ザジキはヨーグルトの酸味とディルやレモンを合わせたクリーミーかつ爽やかなので、野菜だけでなく、肉や揚げ物とも相性が良いです。健康に良いというイメージが定着している地中海料理をメニューに取り入れてみては如何でしょう。
巷では相変わらずSNSで映えるメニューの人気が高いですね。緑系の野菜に白いザジキをソースとして添えると、見栄えのするメニューに仕上げられます。是非お試しください。
今回の提案ではグリル用ポーク肩ロースを使いました。真空調理で火を通してあるので調理時間が短縮でき、クイックオペレーションでクオリティの高いメニューが提供できますよ。
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