日本でもすっかりお馴染みになったタイカレー。日本ではレッドカレー、イエローカレー、グリーンカレーといった分類で知られているタイカレーには具材や味付けによって色々なバリエーションがあり、タイ語ではゲーン・〇〇〇という名前がついています。このゲーンという単語は「汁物」を意味する言葉です。タイカレーは濃度が低くサラッとしているので汁物という感覚なのかもしれません。
そしてペットは「辛い」という意味の言葉です。つまり、ゲーン・ペットとは「辛いカレー(汁物)」ということになり、タイで最も人気のあるレッドカレーを総称しています。
ゲーン・ペットは、タイの屋台の定番料理で、ゲーン・ペット・ヌア(牛肉のレッドカレー)、ゲーン・ペット・ガイ(鶏肉のレッドカレー)、ゲーン・ペット・ペット・ヤーン(合鴨肉のレッドカレー)、ゲーン・ペット・クン(エビのレッドカレー)などをベースにタケノコやピーマン、ナス、カボチャなどの野菜を加えるのでアレンジも色々です。
レッドカレーは、乾燥した赤唐辛子やレッドカレーペーストをベースにバイホラパー(バジルの一種)、クラチャイ、バイマクルー、ナンプラーなどでソースを作ります。赤唐辛子やレッドカレーペーストの量によって辛さが変わり、ココナッツミルクの入れる量で色味やまろやかさが変化します。
- シチュー用ビーフ(2㎝ダイスカット)
- 200g
- ナス(2㎝ダイスカット)
- 2本分(260g)
- 水煮タケノコ(2㎝ダイスカット)
- 200g
- インゲン
- 5本
- 赤ピーマン(1/8カット)
- 1個分
- ピーマン(1/8カット)
- 1個分
- プリック・ヘーン(乾燥赤唐辛子)
- 5本
- バイホラパー(タイのバジル)
- 1枝
- クラチャイ(タイのショウガ、みじん切り)
- 40g
- バイマックルー(コブミカンの葉、みじん切り)
- 5枚
- レッドカレーペースト
- 100g
- ココナッツミルク
- 400g
- ナンプラー
- 75g
- 砂糖
- 18g
- サラダオイル
- 6g
- 水
- 100㏄
- ジャスミンライス
- 260g
- ジャスミンライスを1.3倍の水で炊いておく。
- フライパンにサラダオイルを熱し、クラチャイを炒める。
- レッドカレーペーストを加えて炒めたら、弱火にしてココナッツミルクの半量を入れて混ぜ合わせる。
- ナンプラーと砂糖、バイマックルーを混ぜ合わせる。
- 残りココナッツミルクと水を加え、沸いたらシチュー用ビーフを入れて5分ほど煮込む。
- ナス、タケノコ、赤ピーマン、ピーマン、インゲン、プリック・ヘーンを加えて5分ほど煮込む。
- 平皿に炊いたジャスミンライスを盛り付ける。
- 別の器に⑥を盛り付け、バイホラパーを乗せる。
タイでは、レッドカレーのことをゲーン・ペット・デーン(赤くて辛い汁物)、イエローカレーはゲーン・マッサマン(イスラム風の汁物)、グリーンカレーはゲーン・キアォ・ワーン(甘くて緑色の汁物)といった区別をしています。
中でも意外なのはレッドカレーとグリーンカレーの違いです。実は両方とも同じような材料を使ってつくりますが、レッドカレーの場合は乾燥させたプリック・ヘーン(赤唐辛子)を使ったり生のプリッキーヌ・ヘン(乾燥唐辛子)をトッピングしたりし、グリーンカレーでは生のプリック・チーファー(青唐辛子)などを使うので色や辛味が変化するのです。因みに5mm位の小さなプリッキーヌは最も辛いことで有名ですが、タイ語で”ネズミの糞”という意味なのだそうです。
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