この料理は、もともとイタリア半島のつま先に位置するシチリア島で生まれた郷土料理です。シチリア島では昔から地中海に回遊してくるマグロを獲る習慣があり、マグロの卵巣から作られるボッタルガも有名です。
地中海の中心に位置するシチリア島は周辺の国々にとって重要な場所だったため、多くの民族に支配されてきました。その結果、大航海時代にはスペインによって新大陸からトマトやナスなどが伝わり、在来の食物と融合したことでカポナータのような料理が生まれました。
ツナとトマトのリングイネ(Linguine con tonnetto)はツナ缶が発明されたことでツナの保存が高まり、イタリア各地に広まったといわれている料理です。特に金曜日に登場するメニューですが、南イタリアではトウガラシを使い、北イタリアではコショウを使うという違いがあります。
なお、この料理ではオリーブオイルを加熱するので熱に弱いEx.ヴァージンオリーブオイルではなくピュアオリーブオイルを使いました。
- マグロ荒ほぐし 綿実油漬
- 1.5缶(135g)
- リングイネ
- 320g
- ニンニク(みじん切り)
- 5g
- トウガラシ
- 1本
- ダイストマト(缶詰)
- 300g
- オリーブオイル(ピュア)
- 1/4本分
- パセリ(みじん切り)
- 適量
- 食塩
- 適量
- 大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし、1%の食塩を加えてからリングイネを規定よりも1分短く茹で、水を切る。
- フライパンにオリーブオイルとニンニク、トウガラシを入れて弱火に掛ける。
- ニンニクがきつね色になったらパセリとダイストマトを入れて軽く煮込む。
- ツナ缶の油を切ってから軽くほぐして3に加え、かき混ぜたら塩で味を調える。
- 1のリングイネを入れ、手早く合える。
本多 真
モチモチしたリングイネを求めて色々なメーカーのものを買って試してみました。食感だけでなくソースとの絡み具合も品物によって大きく異なることを実感。
奥深い世界だし、まだまだ経験が足りないなあと改めて思いました。
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