リアンというのは、主にタイ南部で栽培されているグネモンのことです。バイは葉っぱ、パットは炒める、カイは卵のことなので、リアンの葉と卵の炒めという意味です。
グネモンは馴染のない植物ですが、少し甘味があってクセのない葉なので手に入りにくい日本では小松菜やホウレンソウ、ケールなどでも代用できます。
このような料理はタイだけでなく、マレーシアやインドネシア、ベトナムなど広範囲で見られるもので、中国の影響を受けているようです。
- リアンの葉(なければ小松菜、ホウレンソウ、ケール)
- 200g
- 卵
- 3個
- ニンニク(みじん切り)
- 10g
- ごま油
- 30㏄
- シーユー・カーオ(なければ醤油)
- 10g
- オイスターソース
- 15g
- チキンコンソメ(顆粒、中華用)
- 2g
- 食塩
- 適量
- 白コショウ(パウダー)
- 適量
- フライパンにごま油をしいて火にかけ、溶き卵を流し入れて半熟程度に固まったら取り出しておく。
- ①のフライパンに再度ごま油をしいて火にかけ、ニンニクを入れて香りをだす。
- リアンの葉を加えて炒め火が通ったら、①の卵をフライパンに戻す。
- シーユー・カーオ、オイスターソース、チキンコンソメ、塩コショウを入れて炒め合わせる。
本多 真
東南アジア全般に似たような料理が沢山存在するバイリアン・パットカイ。リアン(グネモンノキ)の葉が甘いのが特徴で、辛い料理が多いタイ南部には珍しい料理なんだとか。
グネモンノキは国内で流通しているのを見たことがありませんが、昭和初期に輸入されていたこともあったようです。熱帯植物を展示している博物館に行った時に注意してみてみようと思いました。
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