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badrijani(バドリジャーニ 【ジョージア】)

ジョージアの人びとは毎朝のようにバザール(市場)に買い出しに出かけます。コーカサス山脈をたたえるジョージア国内の肥沃な土地で作られた新鮮な野菜や肉類を必要なだけ買うためです。市場には真っ赤に熟したトマトや巨大なキュウリやナスや果物類、青唐辛子や細ネギなどの青野菜、牛肉や豚肉、羊、鶏などの肉類、川魚を中心とした魚類、クルミやヘーゼルナッツなどのナッツ類、豆類やチーズ類やハチミツなど、あらゆる食材を買うことができます。そして、買い物の時に必ず立ち寄るのがハーブ類を売っている店やスパイス類を売っているお店なのだそう。コリアンダーをはじめ、(イタリアン)パセリ、ディル、エストランゴン、クレソンなどが山盛りになって売られているので必要なだけをスネーリ(束)にしてもらったり、リンネルの袋に入ったスパイスを必要なだけ買ったりするのだそうです。
ジョージア人はナッツ類が大好きでお菓子だけでなく料理の材料としても頻繁に使います。特にクルミを使うことが多く、その一つにバドリジャーニがあります。これは、ナスを縦にスライスしてから油をしいたフライパンでソテーし、クルミやニンニクや青唐辛子やフェヌグリークなどと合わせたペーストを挟んだり乗せたりするもので、ジョージアの伝統的な前菜として良く食べられているものです。

材料

ナス(縦にスライス)
250g
クルミ(みじん切り)
100g
ニンニク(みじん切り)
40g
フェネグリーク(粉)
1g
ベニバナ(粉)
少量
青唐辛子(粉)
0.5g
25㏄
白ワインビネガー
25㏄
オリーブオイル
15㏄
食塩
少量
ザクロの種
適量

作り方

  1. 火にかけたフライパンにオリーブオイルをしいてナスを焼く。
  2. ナスに火が通ったら取り出して、粗熱を取っておく。
  3. クルミとニンニクを合わせたら、フェネグリーク、ベニバナ、青唐辛子、白ワインビネガー、塩を混ぜ合わせ、水を加えてペースト状にする。
  4. ②のナスに③のペーストを乗せて巻く。(更に上にナッペしても良い。)
  5. 皿に盛り付けてからザクロを飾る。

商品紹介

バドリジャーニ 【ジョージア】
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メニュー提案者

本多 真本多 真

ジョージアにはナスを使った料理も沢山ありますが、その代表的なものがバドリジャーニのようです。その他にもバクラジャンナヤ・イクラというナス料理も有名で、皮を剥いた焼きナスの身をピューレ状になるまで刻んでトマトやニンニクやコリアンダーなどと一緒に煮込みレモン汁で味を整えます。見た目がキャビアに似ているということからバグランジャン(ナス)+イクラ(キャビア)という名前が付けられたようです。これも前菜として食べられる料理なのでパンやクラッカーにたっぷり乗せるのが流儀なのだそう。前菜以外にもアジャプ・サンダリという伝統料理もあり、オーブンで焼いたトマト、ピーマンをナスやタマネギ、ニンニク、コリアンダー、バジルなどと一緒に弱火で煮込んで作ります。夏に食べられる料理で、フランスのラタトゥイユやイタリアのカポナータとの共通点もあり人気が高いそうです。

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