ヒカドはポルトガル語picado(細かく刻む)が語源です。長崎は開港をきっかけにポルトガルやスペインから宣教師や貿易関係者が来日し、牛肉や豚肉を使ったシチューが伝わりました。当時肉は入手困難であったため地域で採れる魚や野菜を使うようになったそうです。ヒカドの特徴でもあるとろみはパンでつけていましたが、禁教令によりパンが手に入らなくなったため、サツマイモを使うようになりました。
長崎は元々砂糖が手に入りやすかったために甘めの味付けを好む地域です。サツマイモの甘味ととろみは地元の人々に受け入れられ長崎の郷土料理として定着しました。
- グリル用ポーク肩ロース
- 250g
- サラダ油
- 大1
- ダイコン(角切り)
- 45g
- ニンジン(角切り)
- 45g
- サツマイモ(角切り)
- 60g
- 干し椎茸
- 4枚
- だし汁
- 1500g
- マグロ(角切り)
- 50g
- サツマイモ(すりおろし)
- 120g
- 葉ねぎ
- 少々
- 酒
- 80g
- 薄口醤油
- 大1
- 食塩
- 小2
- グリル用ポーク肩ロースを角切りにする。
- 鍋にサラダ油を入れ野菜を炒める。
- だし汁、酒、マグロ、グリル用ポーク肩ロースを加え煮立たせる。
- サツマイモすりおろしを加えとろみをつける。
- 薄口醤油、塩で味付けをし、器に盛りねぎをのせる。
丸山翔平
今回は、グリル用ポーク肩ロースを使用して「ヒカド」を作りました。
名前からは洋風のイメージですが、ポルトガルの影響を受けた長崎の郷土料理です。
この料理は、サツマイモでとろみや甘さを引き出しており、スープに近い煮込みになっています。サツマイモはすり下ろして他の食材を小さくカットすることで煮込み時間も短く簡単に出来上がります。優しい味なので朝食やランチメニューでいかがでしょうか。
株式会社いちまる 食品事業部 営業部 ブラ・ド・シェフ営業課
本部 :TEL:054-628-4115 FAX:054-628-8134
東京営業所:TEL:03-6809-2723 FAX:03-6809-2724
大阪営業所:TEL:06-6195-8477 FAX:06-6195-8478