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khinkali(ヒンカリ 【ジョージア】)

ジョージには年間を通じて祭日や個人の集いがとても多く、その都度スプラ(Supra)と呼ばれる宴会が催されています。宴会(スプラ)では手のかかる伝統的な料理を何種類も用意するのがしきたりで、メニューの中には豆料理を入れるという決まりもありますが、メインディッシュの中で最も重要な料理がヒンカリとされています。これは神聖な儀式などでも食べられる大きな水餃子のようなもので、生地を包む皮のひだの数によってその美しさが競われると言います。
ヒンカリの生地は強力粉を捏ねて作り、比較的厚い(1.5mm程度)状態で具を包んでいきます。具に使う肉は牛肉、豚肉、羊肉など様々で、地方によって異なりますが、これに水やタマネギ、コリアンダー、イタリアンパセリ、チリパウダーなどを粘り気が出るまで混ぜ合わせます。塩水を沸騰させた大きな鍋に入れて7~8分茹で、火が通ったら皮が破けないように取り出して盛り付けます。ヒンカリは茹でた皮の中にたまっている肉汁で美味しさが評価されるそうです。肉汁の美味しさを左右するのは脂身なので細かく刻んだ脂身をしっかり混ぜ合わせるものポイントです。
尚、ヒンカリの上の部分は摘まみ上げて食べるためのもので食べ残すことが多く、ここを摘んで底の方からかぶりつき、肉汁をすするのが“正しい食べかた”なのだとか。

材料

小麦粉(強力粉)
300g
食塩
8g
冷水
150㏄
合い挽き肉
300g
イタリアンパセリ(みじん切り)
10g
コリアンダー(みじん切り)
10g
タマネギ(みじん切り)
110g
ニンニク(みじん切り)
16g
チリパウダー
1g
食塩
5g
塩水(沸騰)
適量

作り方

  1. 小麦粉と食塩を入れたボールに冷水を混ぜ入れてしっかり捏ねる。
  2. 丸めたらボールに入れてラップをかけ、常温で30ほど生地を休ませる。
  3. 生地を8等分にしてそれぞれ丸め、のし棒で12センチ程度の円盤になるように伸ばす。生地を8等分にしてそれぞれ丸め、のし棒で12センチ程度の円盤になるように伸ばす。
  4. 合い挽き肉に塩を加えて冷やしながら練って粘り気をだす。
  5. ④にイタリアンパセリ、コリアンダー、タマネギ、ニンニク、チリパウダーを加えて混ぜ合わせる。
  6. ⑤を8等分にしてそれぞれ丸め、③の生地で包む。
  7. 鍋にたっぷりの塩水を沸かし、⑥を7~8分ほど茹でる。

商品紹介

ヒンカリ 【ジョージア】
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メニュー提案者

本多 真本多 真

ヒンカリは、肉で作った種を小麦粉の皮で包んだ餃子のような料理です。ウイギル自治区あたりが発祥とされている餃子は様々な地域に広まり、それぞれの地域で食べられてきた食材や調理方法と融合してきたようです。中国の水餃子や小籠包、モンゴルのボーズ、ブータンのモモ、トルコのマントゥ、ウズベキスタンのマットィ、ウクライナのペリメニなど。日本でも焼き餃子は日常的なおかずとして親しまれていますね。
この調理法だと小麦粉で作った皮で包むので細かな肉でも出来るし増量できるし、旨味が逃げないし、火の通り方が優しくなるので食べやすく仕上げられるし、と色んなメリットがあるようです。生活の知恵も詰まってそれぞれの地に根付いていったのが頷けます。

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