ブラジルでは、奴隷制が廃止された19世紀後半、労働力を確保するために大量のイタリア人が移住してきた歴史があります。(今でもイタリア系ブラジル人は全国民の15%を占めているそうです。)
その時期にブラジルに渡ったイタリア移民が考案したらしいと伝えられている料理のひとつにフランゴ・ア・パルメジアーナ(Frango à palmejiana)と呼ばれるチキンカツレツがあります。
メニューの名前にパルメジアーナという単語が付くのはイタリアのパルマ地方を指しているのかチーズを指しているのかは不明ですが、何れにしてもイタリアにルーツがあることは間違いありません。
牛肉に細かいパン粉を付けて揚げたビーフカツレツは、ビーフェ・ア・ミラネーゼ(Bife à milanesa) といいますが、これにトマトソースを掛けてからチーズを乗せてオーブンで焼くとビーフェ・ア・パルメジアーナ(Bife à palmejiana)となりブラジル風ビーフカツレツになります。
この料理には素揚げしたポテトを付け合わせとして添えるのが定番です。
- シチュー用ビーフ
- 400g
- 小麦粉・卵・パン粉
- 適量
- トマトソース
- 200g
- チーズ
- 200g
- パセリ(みじん切り)
- 少量
- ジャガイモ(素揚げ)
- 適量
- シチュー用ビーフをスライスする。
- パン粉を付け、こんがりと焼き色を付ける。
- トマトソースを塗り、チーズを乗せて200℃のオーブンで焼く。
- チーズが溶けたらパセリを振り、ポテトを付け合わせる。
シチュー用ビーフは、主に煮込みの材料として使用して頂いているお客様が多いと思いますが、今回は変わり種を提案させて頂きました。
柔らかくなるまで加熱したシチュー用ビーフはパン粉などの衣を付けて使うこともできます。加熱しても縮むことがありませんし、肉と衣の食感の違いが美味しさに繋がりますし、衣にソースが絡むので食べやすくなります。今回のメニューではチーズもたっぷり乗せていますからとてもまろやかな味とトマトの酸味とパン粉の食感、柔らかなビーフがマッチしていると思います。仕込みも簡単なので、是非、お試し下さい。
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