チェニジア共和国は西側にアルジェリア、東南側にリビアと国境を接している北アフリカに位置する国です。また、北側と東側は地中海に面していて、美しいビーチリゾートがあることで有名な観光立国でもあります。
公用語はアラビア語ですが、ヨーロッパとのつながりも強く、独立前はフランスの保護下にあったことからフランス語も広く普及しています。そのため食文化もフランスの影響によりロゼワインなどの生産国でもあります。代表的なチェニジア料理はクスクス(粒状のパスタ)、ブリック、ラブレビなどが挙げられます。
今回ご紹介するブリックはオスマン帝国時代から続く料理で、チェニジアでは、このブリックを花嫁の母親が花婿のために作る伝統があるそうです。その際に、中の卵がこぼれないように吸いながら手づかみで食べるのがマナーだそうです。「ブリック」とは、マルスーカ(春巻きの皮で代用可)と呼ばれる小麦粉でできた薄い皮に具材を包んで揚げる料理で、半熟の卵がとろ~りとして、味と見た目もたまらない人気な前菜です。
辛いのが好きな方は、「ハリッサ」をつけるのがおすすめです。ハリッサとは、キャラウェイシード、コリアンダーシード、クミン、パプリカパウダー、唐辛子、ニンニク、オリーブオイル、塩などをペーストにしたチュニジアの薬味です。
- A ライトミート(ツナ缶、油をきる)
- 80g
- A タマネギ(スライス)
- 72g
- A パセリ(みじん切り)
- 8g
- A ケーパー(みじん切り)
- 20g
- A カイエンペッパー(粉)
- 適量
- A コリアンダー(粉)
- 適量
- 春巻きの皮
- 4枚
- 卵
- 4個
- モッツァレラチーズ
- 120g
- レモン
- 1/2個
- 食塩
- 適量
- コショウ
- 適量
- 大豆油
- 適量
- 小麦粉
- 適量
- パセリ
- 適量
- ボールにⒶの材料を全部入れて混ぜ合わせる。
- 春巻きの皮にⒶを乗せ、中央をくぼませてから卵を割り入れる。
- 春巻きの皮の縁に水で溶いた小麦粉を塗り、半分に折って端をくっつける。
- フライパンに2㎝程度の油を入れて火にかけ、約160℃になったら③を揚げる。
- スプーンなどで油を回しかけながら表面がきつね色に色づくようにする。
- 皿に盛り付け、パセリとレモンを添える。
- ※ ハリッサ(唐辛子ペースト)を添える。
今回、ご紹介するブリックはチェニジアの前菜料理で1・2位を争う人気な料理です。一般的にはツナとジャガイモを使用しますが、チーズやひき肉にも相性がよくアレンジがしやすい料理でもあります。一番のポイントは、卵を半熟に仕上げることです。ナイフで切れ目をつけた時の卵が流れ出る瞬間はいつ見てもたまりませんね。
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