韓国料理には焼肉をはじめ肉を使った料理が多く、キムチのように唐辛子を使った辛い味付けというイメージが定着しています。
ところが唐辛子が朝鮮半島に伝わったのは17世紀頃のこと。
九州から南蛮胡椒とか倭芥子(にほんからし)という名で伝えられたようです。しかも、当初は毒のある植物として敬遠されたため韓国で栽培が一般化し唐辛子が普及したのは150年以上経過した19世紀になってからのことでした。唐辛子が広まり未熟果も野菜として利用できるようになってから、苦椴(苦椒:コチョ)と呼ばれるようになりこれが訛ってコチュと変化しました。
ポルチプ ポックムは、トリッパの炒め物という意味です。ポルチプは韓国語で蜂の巣のことで、ポックムは炒め物を刺します。ポックムには、肉をはじめ魚、貝、野菜など色々な材料が使われ、味付けも醤油味、味噌味、あっさりした塩味など様々です。強火で手早く炒めるのが美味しく作るコツなので、硬い食材は予め茹でておいたり調味料を混ぜておいたりすると出際よく仕上げられます。
- シチュー用牛トリッパ
- 320g
- 長ネギ(細切り)
- 40g
- タマネギ(5mmスライス)
- 120g
- ニンジン(短冊切り)
- 80g
- シメジ(細切り)
- 100g
- シイタケ(スライス)
- 60g
- キクラゲ(スライス)
- 60g
- 赤ピーマン(スライス)
- 80g
- 緑ピーマン(スライス)
- 80g
- ニンニク(みじん切り)
- 20g
- レタス
- 適量
- シチュー用ビーフ(肉汁)
- 120g
- 日本酒
- 60㏄
- 醤油
- 少量
- 唐辛子(粉末)
- 6g
- コショウ
- 少量
- ごま油
- 適量
- 万能ねぎ(小口切り)
- 適量
- 白ごま
- 適量
- シチュー用牛トリッパを1.5㎝幅にカットする。
- フライパンにごま油とニンニクを入れて火にかけ香りが立つまで炒める。
- ①とシチュー用ビーフ(肉汁)を入れ、タマネギ、ニンジン、シメジ、シイタケ、キクラゲを加え炒める。
- 野菜にある程度火が通ったら、日本酒、醤油、唐辛子、長ネギ、赤・緑ピーマンを加えて炒め合わせる。
- コショウで味を調え、汁けがなくなるまで炒める。
- お皿にレタスを乗せたら⑤を盛り付け、万能ねぎと白ごまを散らす。
朝鮮半島では、14世紀末に琉球国からコショウが伝わったことや庶民の生活に余裕が出てきたことから肉を食べることが一般化していきました。しかし、国内では熱帯性の植物であるコショウを栽培することができず、入手するためには日本から輸入するしかなく経済的な負担は大きなものとなっていました。
そこに唐辛子が広まっていき時間を掛けてコショウを超える食材になっていったようです。今や世界中で使われている唐辛子ですが、各地に伝わった当初はコショウの代替品だったということが多くて面白いです。
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