プロヴァンス地方の料理は、家庭料理を中心に進化してきたといわれています。この地方には寒い時期にキャセロールドゥテールという素焼きの深鍋で牛肉を白ワインや赤ワインで煮込んで作るDaube de bœuf en Casserole de terre(牛肉の土鍋煮込み(ドーブ))という料理があります。家事をやりながら弱火でコトコトと煮込む料理で、「肉などを蒸し煮にする」とか「とろ火で煮る」といった意味で使うdauber(ドーベー)という動詞があるほどです。またプロヴァンス地方はイタリアに近いのでパスタやピザなどイタリア食材が手に入りやすく、普段から良く使われています。マカロニもその一つ。一度に沢山つくることの多いドーブのソーを使ってマカロニと合わせてボリュームを増やし、たっぷり食べるという生活の知恵が詰まった家庭料理です。
- シチュー用ポーク(1㎝ダイスカット)
- 200g
- マカロニ
- 400g
- ポワ・シッシッ(ひよこ豆、水煮)
- 200g
- マッシュルーム(1/2カット)
- 10個
- 白ワイン
- 120㏄
- オリーブオイル
- 30㏄
- ドーブ(牛肉の白ワイン煮)のソース
- 100㏄
- パルメザンチーズ
- 適宜
- 食塩
- 少量
- コショウ
- 少量
- Ⓐ シチュー用ビーフ(一口大にカット)
- 400g
- Ⓐ シチュー用ビーフ(肉汁)
- 200g
- Ⓐ ニンジン(5mmダイスカット)
- 1本分
- Ⓐ タマネギ(5mmダイスカット)
- 4個分
- Ⓐ セロリ(5mmダイスカット)
- 1本分
- Ⓐ トマト(湯むき、種取り、粗切り)
- 3個分
- Ⓐ 赤パプリカ(スライス)
- 3個分
- Ⓐ ブーケガルニ
- 1束
- Ⓐ ロリエ
- 1枚
- Ⓐ 白ワイン
- 500㏄
- Ⓐ 小麦粉
- 適宜
- Ⓐ 黒・緑オリーブ(種抜き)
- 各10個
- Ⓐ オリーブオイル
- 45㏄
- Ⓐ 食塩
- 少量
- Ⓐ コショウ
- 少量
- ドーブ(牛肉の白ワイン煮)を作る。(材料は全てⒶを使用。)
- オリーブオイル30㏄をひいたフライパンを火にかけ、ニンジン、タマネギ、セロリを炒める。
- 野菜がしんなりしてきたら塩コショウと小麦粉を加えて軽く炒め合わせ、シチュー用ビーフ(肉汁)と水400㏄、白ワイン、ポワ・シッシッ、ブーケガルニを加え沸騰させたら弱火にして15分ほど煮込む。
- 別のフライパンにオリーブオイル15㏄をひいて火にかけ、タマネギと赤パプリカを炒めたら塩コショウで味をつける。
- ③をシノワで漉して鍋に移し、④とシチュー用ビーフ、黒オリーブ、緑オリーブ、トマトを加えて15分ほど煮込む。
- マカロナードを作る。
- オリーブオイル15㏄をひいたフライパンを火にかけ、シチュー用ポークとマッシュルームを炒めて塩コショウで味をつける。
- 白ワインを入れて水分がなくなるまで煮詰める。
- ドーブ(牛肉の白ワイン煮)のソースを加えて軽く温める
- 塩水で茹でたマカロニにオリーブオイル15㏄と塩コショウで味をつけてから皿に盛り付け、⑨を掛けて絡める。
- パルメザンチーズとドーブ(牛肉の白ワイン煮)を添えて一緒に提供する。
本多 真
フランスでマカロナードというと、お菓子をイメージする人が多いのではないでしょうか。マカロンの間にたっぷりのクリームやフルーツなどを挟んだマカロナードは生地の味や香り、大きさなどバリエーションが無限にあって人気がありますね。
スイーツのマカロナードも魅力的ですが、「世界の地方料理」ではマカロニを使ったプロヴァンスの家庭料理を紹介しました。優しい味わいで美味しいですよ。
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