ドイツには豊富な種類のパンがあり、サンドウィッチの種類も数えきれないほどあります。ただし、ドイツではサンドウィッチという呼び方はせず、具材の名前とパンの名前を組み合わた名前をつけます。今回の主役はシュバイネブラーテン。ドイツ語でSchweinは豚肉、Bratenはローストという意味ですからローストポークを指す単語です。これをバケットでサンドしているので、Schweinebraten-Baquettとなります。
大きなブロック肉を焼いて作ったシュバイネブラーテンをスライスして他の具材やソースと共にバケットに挟みボリュームたっぷりに仕上げたサンドウィッチに使うカボチャにも由来があるようです。
- グリル用ポーク肩ロース
- 400g
- バケット
- 2本
- サラダオイル
- 適量
- カボチャ(8mmスライス、1/2カット)
- 120g
- オリーブオイル
- 適量
- 食塩
- 少量
- マッシュルーム(5mmスライス)
- 64g
- グリーンリーフ(一口大にちぎる)
- 48g
- Ⓐ マスタード
- 42g
- Ⓐ サワークリーム
- 42g
- Ⓐ チリパウダー
- 0.3g
- Ⓐ タイム(パウダー)
- 0.2g
- Ⓐ オリーブオイル
- 10g
- オリーブオイル
- 10㏄
- グリル用ポーク肩ロースを1.2㎝の厚さにスライスし、1/4カットする。
- 火にかけたフライパンにサラダオイルをひき、①を入れて軽く焼き色をつける。
- 別のフライパンにオリーブオイルをひいて弱火にかけ、カボチャにじっくり火を通して塩を振る。
- バケットの表面を200℃のオーブンで3分間焼いてから、横に切り分ける。
- Ⓐの材料を混ぜ合わせ、カットしたバケットの内側に塗る。
- 下にする方のバケットにグリーンリーフ、マッシュルームjの順に乗せる。
- ②の豚肉、③のカボチャを乗せ、オリーブオイルをかける。
- 上側のバケットを乗せる。
今回のメニューにはカボチャのソテーが入っています。現地ではカボチャを入れなければならないという定義はありませんが、日本人にとってちょっと嬉しいエピソードがあったので使いました。
それはカボチャの品種に関するお話です。ドイツにはハロウィンなど装飾用に使うカボチャと食用のものがありますが、装飾用の方が種類が多く市場には様々な色や形のものが売られています。ドイツ在来の食用カボチャは皮が固く、糖度が低くて崩れやすいのでグラタンにしたりスープやペーストにしたりすることが多いそうです。
そこで1990年代に日本人が北海道産のカボチャを持ち込みました。甘いカボチャは「Hokkaido Kürbis」という名で人気が出て通称:Hokkaidoと呼ばれるようになり、このサンドウィッチを作る時にも銘柄指定されるようになったのだそうです。
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