怪味鶏(ガイウェイヂィ)は、怪味という味付けをした蒸し鶏のこと。怪味というのは中国料理の五味(ウウェイ)の要素である甜(ティエン・甘い)、鹹(シエン、塩辛い)、酸(ソワン、酸っぱい)、辣(ラァ、辛い)、苦(クゥ、苦い)に、麻(マァ、しびれる辛さ)・香(香り)・鮮(うまみ)の三味を加えた四川料理ならではの八味が絶妙なバランスの「表現のしようのない複雑な味」という意味です。花椒のしびれるような麻に燃えるような辛さの唐辛子の辣、そこに中国醤油や黒酢、砂糖、ネギ、ゴマなどを合わせていきます。特に中国四大名醤の一つでもある四川省郫県(ピーシェン)の豆瓣辣醤(ドウバンラァジャン)を使うことでその味わいに深みが増します。
怪味汁は辛味だけでなく甘みやコクが特徴的なタレなので味そのものが濃いだけにバランスが難しいとされ、これに合わせる素材も現地でも鶏肉や田鶏(カエル)、鹿肉、豆などに限定されているようです。
蒸し鶏と合わせる野菜としてはトマトやキュウリ、レタス、セロリなどが挙げられます。蒸し鶏と野菜を一緒に食べられるような大きさにカットして、食べる直前に怪味汁と和えるのもポイントです。
- ホワイトチキン(津軽どり)
- 1パック
- Ⓐ 醤油
- 小さじ2
- Ⓐ ニンニク(すりおろし)
- 少量
- Ⓐ 砂糖
- 小さじ1/2
- Ⓐ 胡麻ラー油
- 大さじ1
- Ⓐ 中国醤油
- 小さじ1
- Ⓐ 豆板醤
- 小さじ1/2
- Ⓐ ねり胡麻
- 大さじ1.5
- Ⓑ 白ネギ(乱切り)
- 1/4本
- Ⓑ キュウリ(乱切り)
- 1/2本
- Ⓑ セロリ(乱切り)
- 1/4本
- トマト(ダイスカット)
- 1/4個分
- カシューナッツ(粗く砕く)
- 適量
- ホワイトチキンは厚めの一口大にカットする。
- Ⓐの調味料を混ぜる。
- 野菜はすべて一口大にカットする。
- 鶏肉とⒷの野菜を混ぜたら、2のタレを掛けて混ぜ合わせる。
- 皿に盛り付けたら、4で使った容器にトマトを入れてタレを絡める。
- 上からトマトをトッピングし、カシューナッツを振りかける。
怪味汁には、四川省郫県(ピーシェン)の豆瓣辣醤(ドウバンラァジャン)を使うのがポイントです。また、蒸し鶏と野菜はともに指甲片(ズィジャアピェン)という切り方にして食べる直前に怪味汁を和えると水っぽくならずに、食べる度に味の変化を感じることができますよ。
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