フランス南西部からスペインのナバラ地方まで二つの国をまたぐバスク地方。ピレネー山脈を境にフランス・バスクとスペイン・バスクに分かれています。ここでは今でもバスク語という独特の言葉が使われていています。フランス・バスクの内陸部にあるスール(Soule)にはプーレ・バスケーズ(Poulet basquaise)という家庭料理が定番です。ぶつ切りにした鶏をオリーブオイルで焼いてからハムやタマネギ、ピーマン、トマト、ニンニク、白ワインなどと一緒に煮込みます。
一方、スペイン・バスクのアラゴン地方には有名なチリンドロンというソースがあって肉を煮込むのに使います。鶏のチリンドロン風(Pollo a la Chilindrón)の場合は黒オリーブと緑オリーブの実を入れるのが特徴です。
- 鶏モモ肉
- 300g
- オリーブオイル
- 適量
- ニンニク(みじん切り)
- 10g
- タマネギ(みじん切り)
- 70g
- 赤ピーマン(ダイスカット)
- 80g
- 緑ピーマン(ダイスカット)
- 80g
- 白ワイン
- 100㏄
- トマト(水煮)
- 250g
- パプリカパウダー
- 適量
- タイム
- 適量
- バジル
- 適量
- 食塩
- 適量
- コショウ
- 適量
- オリーブオイル
- 適量
- 鶏肉に塩コショウとパプリカパウダーをまぶして下味をつける。
- 鍋にオリーブオイルを入れて弱火にかけ、ニンニクを入れて香りを出す。
- タマネギを加えて甘味が出るまでソテーする。
- 赤ピーマン、緑ピーマンを入れて中火でソテーしたら白ワインを加えて1/3位まで煮詰める。
- トマト、タイム、ローリエ、バジルを加えて煮詰める。
- ①の鶏肉の表面をフライパンで焼いて焼き目をつけ、⑤に入れて10分ほど煮込む。
- 煮込んだ鶏肉を取り出して皿に盛り付ける。
- 残ったソースを火にかけて濃度が出るまで煮つめ、塩コショウで味を整える。
- 味が決まったら火を止めて、オリーブオイルを回し入れる。
- 皿に盛り付けたら別にソテー↓赤ピーマン、緑ピーマン、オリーブの実を添える。
丸山翔平
当社で普段作っている「若鶏のバスク風」は、フランス・バスクで食べられているプーレ・バスケーズ(Poulet basquaise)に近い味になっています。
フランス・バスクとスペイン・バスクは隣り合っているので料理も似通っていますが、これをスペイン・バスク風にするには大きめにカットしたピメントやオリーブの実を一緒に煮込むのが本場流です。(後からピメントとオリーブをトッピングしたのは見栄えを重視したからです。)
株式会社いちまる 食品事業部 営業部 ブラ・ド・シェフ営業課
本部 :TEL:054-628-4115 FAX:054-628-8134
東京営業所:TEL:03-6809-2723 FAX:03-6809-2724
大阪営業所:TEL:06-6195-8477 FAX:06-6195-8478