若鶏の赤ワイン煮込みの元になっている料理は、フランス中東部に位置するブルゴーニュ地方の“コック・オー・ヴァン(coq au vin)”です。coqは雄鶏、vinはワインですから雄鶏の赤ワイン煮という意味です。ブルゴーニュ地方は気候風土に恵まれているため様々な食材があり、赤ワインの一大産地としても有名です。
現在は“コック・オー・ヴァン”は、鶏肉の赤ワイン煮と同意語のように使われているので、必ずしもブルゴーニュ産の雄鶏を使わなければならないという決まりはありません。
若鶏の赤ワイン煮込みは、鶏肉、タマネギ、マッシュルームを使い、赤ワインの香りや味を感じられるように作ります。温めた煮込みにバターやベーコンのソテーを加えたり、クルトンやガーリックトーストを添えたりするのもブルゴーニュ風の食べ方です。
- 鶏モモ肉
- 600g
- 大豆油
- 適量
- タマネギ(みじん切り)
- 200g
- ニンジン(すりおろし)
- 40g
- マッシュルーム(スライス)
- 200g
- 赤ワイン
- 320㏄
- トマトペースト
- 120g
- チキンブイヨン
- 500㏄
- ロリエ
- 1枚
- 食塩
- 適量
- コショウ
- 適量
- 赤ワイン(仕上げ用)
- 60㏄
- 鶏モモ肉を塩、コショウ、赤ワインでマリネする。
- 鍋に大豆油とタマネギを入れ、甘味が出るまで中火でソテーする。
- ニンジンを加えて甘味が出るまでソテーしたら、マッシュルームを入れて水分がなくなるまでソテーする。
- 赤ワインを入れて1/3位まで煮詰める。
- トマトペーストを入れて沸騰させたら、ブイヨンとロリエを入れて煮詰める。
- ①の表面をフライパンで焼き、焼き色が付いたら⑤で煮込む。
- 煮込んだ鶏肉を取り出して皿にもりつける。
- ⑤の鍋の火を止めてから、仕上げ用の赤ワインを回し入れる。
- ⑦の上に⑧のソースを掛け、ガルニを添える。
丸山翔平
この料理は、鶏肉と赤ワインソースの一体感が美味しさのポイントです。
一方、鶏肉は煮込みすぎるとパサパサになってしまいますから、短時間の煮込みというのもポイントです。
そこで鶏肉を赤ワインでマリネし、鶏の表面を焼くことで鶏肉の旨味を閉じ込めつつソースと味を繋げることができるのです。
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