マカオは中国大陸南岸の珠江河口に位置する中華人民共和国の特別行政区の一つで、199年までポルトガルの海外領土でした。
料理はかつてポルトガルの植民地だったインドやマレーシア、アフリカ、ブラジルの料理の要素や交易のあった日本料理の影響も受け多国籍料理となっています。肉料理ではガリーニャ・ア・カフレアル(アフリカン・チキン)やショリッソ(ポルトガル風ソーセージ)、デザートでは日本でもなじみのあるマカオ風エッグタルトなどが挙げられます。
今回、ご紹介するのポークチョップバーガーはマカオでもっとも人気スナックの一つともいわれている料理です。現地では豬扒包(ツウ・パイ・パオ)と呼ばれていて、メインの豚肉は様々なスパイスを入れたマリネ液に漬けてから揚げたり焼いたりしてからサンドします。スパイスには五香粉を入れるのがポイントで中華料理特有の風味と味付けが体験できます。
パンはPapo Seco(パポ・セーコ)というポルトガルのロールパンを使うのが本流ですが、パイナップルバンといわれるメロンパンに近い甘いパンを使われることも少なくないそうです。
- グリル用ポーク肩ロース(8mmスライス、1/2カット)
- 320g
- アーリーレッド(スライス)
- 48g
- レタス(手でちぎる)
- 60g
- メロンパン
- 4個
- Ⓐ タマネギ(すりおろし)
- 100g
- Ⓐ ショウガ(すりおろし)
- 10g
- Ⓐ ニンニク(すりおろし)
- 9g
- Ⓐ アサツキ(小口切り)
- 10g
- Ⓐ 中国醤油
- 90㏄
- Ⓐ 上白糖
- 50g
- Ⓐ 五香粉
- 5g
- Ⓐ 水
- 50㏄
- フライドポテト
- 適量
- Ⓐの材料を全て混ぜ合わせてマリネ液を作る。
- グリル用ポークをマリネ液に30分ほど漬け込む。
- アーリーレッドを水にさらしてアクを抜き、水分を切る。
- メロンパンを1/2にカットし、180℃のオーブンで4分ほど焼いたら粗熱を取る。
- バンズにレタス、②の豚肉、アーリーレッド、②の豚肉を乗せ、バンズでフタをする。
- 皿に盛り付けて、フライドポテトを添える。
現在はモータースポーツやカジノ、世界遺産を中心とした世界的観光地としても知られているマカオの人口はおよそ52万人で、見方によっては世界でもっとも人口密度が高い国・地域と言われています。人口の92.4%が華人であり、最も多いのが広東人で、ポルトガル人は0.6%ほどです。食事は中国系住民は広東料理系を、ポルトガル系住民はポルトガル料理を基本とした食生活を送っています。
ポークチョップバーガーは、ポルトガル料理を中国風にアレンジしたヒュージョン料理的なスナックといっても良いかもしれませんね。
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