沖縄の郷土料理として有名な料理で、今では幻となりつつあると言われているミヌダルは、琉球王朝時代の宮廷料理としてお祝いの席で酒の肴として供されていた料理。豚肉を覆っている黒ごまが"ミノ”を連想させることから名付けられたようです。因みに"黒肉(くろじし)”とも呼ばれることがあるそうです。
現在は各家庭で作り、正月料理の前菜として食べられることが多いようですが、手間がかかる料理なので幻になりつつあるのだと言われています。
たれは黒ごまから油が出るくらいまで良く煎ってから調味料を混ぜて甘辛い下味をつけた豚肉に塗って蒸し上げます。食べるときは一度冷まして味を馴染ませてから1㎝位の幅に切り分けます。常温で食べるというのもこの料理ならでは特徴です。
- グリル用ポーク肩ロース
- 400g
- 泡盛
- 大さじ1
- 味醂
- 大さじ2
- 砂糖
- 大さじ2
- 醤油
- 大さじ2
- 黒ごま(すりゴマ)
- 60g
- 白髪ネギ
- 適量
- ミョウガ(スライス)
- 適量
- グリル用ポークを約1㎝にスライスする。
- 調味料、すりゴマを混ぜ合わせ、1に塗る。
- 蒸し器で5分程度加熱し、自然に冷ます。
- 食べやすい大きさにカットして盛り付け、白髪ネギ、ミョウガを添える。
琉球王国時代の宮廷料理にルーツがあるミヌダルは独特な見た目ですが、甘辛い味で豚肉との相性が抜群。特別な素材を使わずに、手間を掛けて作られる「おもてなし」の心がこもった料理です。大量の黒ごまを使うのも先人の知恵ですね。冷ましても柔らかく食べられる「グリル用ポーク肩ロース」を使えば調理時間も短縮されます。
手間がかかるということもあり、作られる機会が減ってしまっているというミヌダルを簡単レシピで提案したいと思いアレンジしてみました。
沖縄の食文化をもっと知るために沖縄出張しなければなりませんね。(あくまでも仕事です。)
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