アルザスは神聖ローマ帝国時代から第2次世界大戦までドイツとフランスで領有をめぐって争われた地域。現在もほとんどの人がフランス語とドイツ語の方言に近いアルザス語を話し、料理にもドイツ色が色濃くでています。
その筆頭にあげられるのがシュークルート。(ドイツではザワークラウト)15世紀頃から塩漬けキャベツを乳酸発酵させてつくられている伝統食品で、大きな容器に白いキャベツの千切りと粗塩、ジェニエーヴル(ネズの実)をギッシリと詰め込み重石を置いて3週間ほど漬け、調理する直前に取り出して使います。これはアルザス語で酸っぱい草を意味するsurkrut(シュルクルット)が語源といわれており、アルザス産は特に品質が高いという定評があります。
またシュークルートを肉類と共に大鍋で豪快に煮込んだ料理もアルザス風シュークルートとして名高く、タマネギをラードで炒めてから固く絞ったシュークルートとジェニエーヴル、豚バラ肉、ベーコン、ストラスブルグソーセージを加えブイヨンとアルザスの辛口白ワインで深みのある味わいに煮込みます。途中で茹でたジャガイモを加えて仕上げたら、ディジョンマスタードを添えます。ビールがとても似合う料理です。
- シチュー用ポーク
- 300g
- ベーコン
- 200g
- ストラスブルクソーセージ(またはフランクフルト)
- 8本
- シュークルート(缶詰)
- 1缶
- タマネギ(スライス)
- 1個分
- ブイヨン
- 300g
- 白ワイン
- 200cc
- ジュニエーブル
- 20粒位
- ジャガイモ
- 8個
- 食塩
- 適量
- シュークルートは缶から取り出し汁は捨てる。
- ①のシュークルートとタマネギ、白ワイン、ブイヨン、ジュニエーブルを合わせてベーコンを煮る。
- ベーコンが柔らかくなったらシュークルートの上にソーセージ、シチュー用ポークを合わせて温める。
- 塩味を調え皿に盛り付けたら、ボイルポテトを添える。
アルザス ロレーヌ地方
アルザス地方では大きな容器にキャベツの千切りと塩とジュニエーブル(ネズの実)をギッシリと詰めこみ、上から重石をして3週間ほど漬け込み発酵させたものを使います。
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