シャリキュトリーの代表ともいえるリエットは牛肉から作るコーンビーフと並ぶ豚肉の保存食の一種。中でもトゥーレーヌ地方に流れるロワール川中流のトゥールという町で作られるリエットが最高級とされています。これはラードの文化圏である北フランスからトゥーレーヌ地方で500年以上も前に生まれ親しまれている郷土料理だからです。ビストロではカリカリに焼いたガーリックトーストにつけるバターの代わりにリエットが出されることもあるほどで贅沢なバターを兼ねたパテといった存在です。
小さく切った豚肉を低温(100℃以下)のラードで長時間煮込み、ほぐれる位まで柔らかくしたら肉を取り出してつき潰し、ラードと練り合わせて作ります。火の通しかたによって出来上がりの色は異なってきます。できたリエットは陶製の壺に詰め、上からラードをかぶせて日持ちするようにします。リエットはガチョウ、ウサギなどで作ることもありますがトゥール産は豚に限ります。
- グリル用ポーク肩ロース
- 300g
- ラード
- 100g
- 食塩
- 適量
- コショウ
- 適量
- (ゼリコン) シチュー用ビーフ(肉汁)
- 適宜
- (ゼリコン) グリル用ポーク肩ロース(肉汁)
- 適宜
- (ゼリコン) チキンブイヨン
- 適宜
- (ゼリコン) 板ゼラチン
- 1枚
- (ゼリコン) ニンジン(みじん切り)
- 1本分
- (ゼリコン) タマネギ(みじん切り)
- 1個分
- (ゼリコン) セロリ(みじん切り)
- 1本分
- (ゼリコン) 卵白
- 5個分
- イタリアンパセリ
- 適量
- ブラックオリーブ
- 2粒
- シチュー用ビーフ(肉汁)、グリル用ポーク肩ロース(肉汁)、チキンブイヨンを混ぜ合わせ、板ゼラチンを水でふやかしておく。
- ①にニンジン、タマネギ、セロリ、卵白を混ぜ合わせ15分ほど火に掛けてコンソメ状にする。
- シノワで漉したら冷蔵庫で冷やし固めコンソメゼリーにする。
- グリル用ポークを適当な大きさにカットし、軽くフードプロセッサーにかける。
- ラードを温めて一旦溶かしてからポマード状になるまで冷まし、④の肉とラードを3:1の割合で混ぜ合わせ、塩コショウで味を調える。
- テリーヌ型に詰めたら表面にラードを塗って冷蔵庫で冷やし固める。
- ③のコンソメゼリーを包丁で細かく刻み皿に敷き詰める。⑥を型から出して薄く切り、イタリアンパセリとブラックオリーブを飾る。
ロワール川流域、オルレアン、ベリー地方
ロワール河流域やパリ周辺などラードを多用する地方で作られる事の多い料理で、ラメキン(Ramekin)に入れたリエットをバターナイフなどで取りパンに塗って食べられています。
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